白斑

尋常性白斑(しろなまず)とは?

皮膚の一部が白く抜けていく病気です。一部分だけ白く抜けていく場合と全身に広がるタイプがあります。色素をつかさどる細胞に対して自分の免疫細胞の一部が攻撃してしまうことで色素をつかさどる細胞が障害されてしまう自己免疫疾患と考えられています。
痛みやかゆみはありません。
全人口の0.5~1%で尋常性白斑があるとされており、白い部分の拡大スピードが速くなったり遅くなったりを繰り返しながら徐々に進行します。自然に治ることはあまり期待できません。
尋常性白斑は、白く色の抜けた部分と周辺の色素の残っている部分の境界がくっきりと分かれているのが特徴です。湿疹などの後に部分的に色素脱失を起こし一部の皮膚が白くなることがありますが、この場合、境界はぼやけています。
また、高齢者の皮膚によく見られる小さな白い脱色素斑は、多くが老人性白斑と呼ばれる一種の加齢現象で尋常性白斑とは異なります。色素を作る細胞の老化で一部白く抜ける老人性白斑では米粒程度の大きさでつながって広がることはありません。
尋常性白斑のほとんどは部分的に肌が白くなること以外に特別な症状はありませんが、まれに甲状腺の病気や眼の病気、自己免疫性疾患といった病他の気を合併することがあります。このため、念のため血液検査を行ったり、眼科や内科を受診してもらうことがあります。

治療は?

診察をした上で尋常性白斑と診断された場合は、適切な治療を行っていきます。

・塗り薬
・紫外線療法
・1mmミニグラフト

大きくは上記の3つの治療方法があります。

塗り薬 ステロイドの塗り薬、免疫抑制剤(プロトピック)、塗り薬やビタミンDの塗り薬を使用することが多く、組み合わせて塗ってもらうこともあります。
紫外線療法 当院にあるエキシマレーザー(XTRAC)は治療に有効である308nmの波長の中波紫外線のみを選択的に照射することができます。通常は週に1,2回のペースで照射いたします。(学校や仕事などでなかなか通院が難し場合は月1,2回程度で当てておいて来れるときに週1,2回のペースで当てることもあります。この場合でも全く効果が出ないというわけではありません。)
エキシマレーザー(XTRAC)は、従来のエキシマライト(エキシマランプ)と比べて非常に高い照度で照射することができ、効果もかなりの差が出ています。エキシマレーザーでもエキシマライトでも保険点数が同じであることから、照射するのであれば効果の高いエキシマレーザー(XTRAC)を選択すべきだと考えています。

料金

紫外線治療は健康保険の適用が認められており、1回の治療費の自己負担額は3割負担の方で1,020円(2020年1月現在) です

1mmミニグラフト 白斑の部位に他のところから皮膚を移植する方法です。紫外線療法も一緒にした方が効果が高いです。

料金

20,000円(20ヶ所まで。1円玉大が目安です。)
以降10ヶ所ごとに5,000円の追加料金がかかります。

※また、カバーマークを用いて皮膚を着色することができます。これはもちろん根本的治療ではありませんが、社会生活上のストレスを減らすのに有効な手段と言えます。