AGA

河合皮膚科
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男性の薄毛は、「男性型脱毛症」(AGA:androgenetic alopecia)、通称「薄毛症」と呼ばれ、男性では最もよく見られる脱毛症です。前頭部と頭頂部の毛髪が軟毛化して細く短くなり、最終的には頭の生え際が後退し、頭頂部の毛髪が失われることが特徴で、日本の成人男性の4人に1人くらいが薄毛症と言われます。
薄毛症は進行性の脱毛症であり、何もせずに放っておくと、毛髪の数は次第に減っていきますので、早めのケアが大切です。

AGA(Androgenetic Alopecia)=「男性型脱毛症」は、成人男性に多くみられる脱毛症です。日本では、1000万人以上の方が抜け毛や薄毛で悩んでおり、そのほとんどがAGA(男性型脱毛症)といわれています。一般的にAGAは30~50代の男性にみられる症状ですが、早い人では10代から薄毛がはじまります。
AGAは進行性ですので、何もせずにいるとゆっくりと髪の毛の数は減り続け、抜け毛・薄毛が徐々に目立ってきます。

治療方法について
AGA
1 ミノキシジルを投与する事で血管が広がる。
2 血管が広がる事で血流がよくなる。
3 血の流れに乗って多くの育毛成分が毛乳頭に運ばれる。
4 運ばれた成分をもとに元気な髪の毛をつくる

1 ミノキシジルの血管拡張作用があることは、ミノキシジルの開発経緯からわかります。
元々ミノキシジルは高血圧の人が血圧を下げるために飲む薬として開発されました。
ここはわかりやすいように血の流れと高速道路の渋滞をイメージしてみます。
高血圧とは血管の中にパンパンに血が詰まっている状態(2車線の道に車がパンパンに詰まっている渋滞状態です)なので、血管を広げる事で血圧が下がります。(2車線の道を3車線にすることで渋滞状態を解消という感じですw)
高血圧対策用の薬として使っているうちに「おや!?毛が生えるぞ!」という副作用効果が見られ、そのまま脱毛症用の育毛剤として開発された為、血管拡張作用があるのですね。血管が拡張するとつまり車線が広がるので血の流れがスムーズになり、血流が良くなるということになるわけです。

それでは、血流が良くなると一体何が起こるのでしょう?
プチッと抜いてみたらわかるとおり、髪の毛の根本、つまり頭皮から下の部分には、すこし透明な色をしている毛根があります。ここは専門用語では毛包と呼ばれています。ここと血管はダイレクトに繋がっており、髪に必要な栄養成分が送られてくるわけなんですね。血行の流れが悪いと、当然ながらたどり着く栄養成分も少なくなり、髪が成長しません。逆に通う血の量が多ければ多いほど、髪を組み立てるための資材が揃うわけですから、髪も生えやすくなるわけです。
髪の成長は毛母細胞が分裂することによって行われます。毛包部分から成分を受け取り、これを動力源として細胞分裂を続けることでどんどん伸びて髪の毛となります。つまりミノキシジルのメカニズムは、髪に栄養を行き届けさせるためのパイプ役、先ほどの車の話でいうとNEXCO(旧日本道路公団)みたいなものでしょうか?

これはリアップX5の発売元である大正製薬が薬局の店頭で配布している「お客様用解説書」のページの1節です。「毛包に直接作用して細胞の増殖やタンパク質の合成を促進~」というのはつまり血流を促進して毛包に栄養を送り込むということにつながります。
見ていたいただきたいのは、その下にある髪の毛がぐるっと円周している図面です。この図は一般的に「ヘアサイクル」と呼ばれ端的に言えば、髪の毛1本の一生を図解したものです。髪の毛の一生は意外と長く、生まれてから成長が止まるまでは概ね2~6年と言われています。その後数週間で髪の勢いは弱まり、3~4ヶ月休んでまた新しい毛に生え変わるというメカニズムです。
このヘアサイクルはあくまで正常な人の場合。これが薄毛の人だとどういうことになるのかというと、

• 普通の人なら2~6年ある成長期が短くなる、もしくは成長のスピードが遅くなり、弱い髪の毛になる
• 休止期にある髪の毛が再び成長することなくそのまま止まってしまう

この2つが原因で髪が生えず、抜け毛も増えて薄毛になっていくということですね、くわばらくわばら。
そこで登場するのがミノキシジルです。赤字で1,2の移行促進作用および維持作用と示されているように、あくまでも弱まった毛、もしくは成長が止まってしまっている髪の毛に対してのみ作用します。逆にヘアサイクルが正常な髪の毛に対しては、過剰に髪が成長するということもないようです。おそらく、栄養を送り込めば送り込むほど比例的に髪が成長するわけでもなく、成長には必ず上限があるということなんだと思います。

原因の根本を退治するわけではない対症療法的な成分である
ここまで見てわかるのですが、ミノキシジルは髪の毛に対してなにか直接的な作用をするわけではなく、その前段階、つまり成長を促すための環境づくりをアシストするポジションを担う成分であることがお分かりいただけると思います。
あくまでも環境づくりと一つとして位置づけられるので、当然ながら、原因を根本から治すような成分ではありません。もし期待通り発毛できたとしても、治った!と思って使用をやめたら再び血行が元に戻ってしまってまた髪が生えなくなるといったことになってしまうので、あくまでも対症療法的な成分であることを注意しておく必要があります。

あと、上の図を見ても分かる通り、髪の毛がまだいくらかでも残っている前提の作用なので、例えば、毛包が頭皮に残っていないと、いくら栄養を送り込んでも髪が生えることはありません。。ツルツルのスキンヘッド状態の人とか、薄毛になって長年経っている人だと、そもそもミノキシジルの作用に適合していないのでは?と考えられます。

毛髪の成長に直接影響している毛包が、薄毛・細毛の人だと小さくなっているところ、ミノキシジル配合育毛剤を塗布すると毛包が大きく成長(ディープグロース効果)して、その結果太い毛髪が育つ。

ミノキシジルの発毛メカニズムは、毛包を大きく成長させるミノキシジルの効果によって、細毛だった毛髪が太い毛髪に育つ



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